「マーヤの家にあるピアノ。あれはあんなのピアノだよ」
驚いた。
当時ピアノを習っていた小学生の私にと、
父方の祖母(マーヤ)が知人から譲り受けたピアノだった。
祖母は現役の頃ピアノ教室を開いていたので、
まさか今残っているあの一台が自分のピアノだという事は、すっかり忘れていた。
そうとなれば、今は眠っているあのピアノを、うちへ連れてきて鳴らしてあげたい。
先日、今は誰も住んでいないマーヤとカンシー(祖母と祖父)の家へ忍び込んだ。
そこにあったのは、初めて見るイースタインというメーカーのピアノ。
調べると、日本製の”幻のピアノ”という言葉が目に飛び込む。
どうやら既に廃業しており、なかなかお目にかかれないらしい。
後にこう続く。
『終戦間もなく、元軍人であった松尾新一の
「これからは文化を創るんだ」との願いの元に創業。』
この一文に心を打たれ、
同時に私は「絶対に大事にしよう」と誓うのだった。
そして何より、黄ばんだ古めかしい鍵盤を叩くと、
その音色にもすっかり惚れてしまったのだった。
高音の響きは特に、宇宙の細やかな星空のような空間が広がる。
この喜びを表すとしたら、
”どこをとってもタイプ”な人と恋に落ちたような気持ちだ。
意図せずこのピアノに出逢えたことを運命のように思えるし、
主にギターと共に歌ってきた私の音楽人生の中で、
神様に「またピアノを弾きなさい」と言われたようでとっても、嬉しかった。
何年も眠らせてしまってごめんね。
ほこりも拭って修理もして、ちゃんと蘇らせるから、
これからは一生共にしていこう。
そして今製作中の次回のアルバムに、貴方の音色を入れること、私、決めたよ。
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はい、
決めました!!
ということで、急に決まったピアノの引越しと調律と修理、録音。
他にも出費が重なる時期で、
クラウドファンディングのお友だち。
今話題の「フレンドファンディング」をやってみることに!
一口2000円。
お返しは新年発売目指す製作中のニューアルバム!
もちろんピアノの音も入ります
サイン入り・メッセージ付き。
言ってしまえば
新しいアルバムを前払いしてもらう、といった感じです。
フレンドファンディングは
500円くらいが支援してもらいやすいと思うのですが、
ピアノだといいお返しが思いつかなくて…
ちゃんと金額相当分で満足していただきたいし、
気持ちよく、CD先行予約的な形にしました!
「あんなせかい次回作絶対買う!」
という自信のある方はぜひ、よろしくお願い致します。
クラウドファンディング、と聞くと難しそうですが、
この”polca”はとっても簡単。
アプリからしか開けないのですが
余計なものが一切なくてわかりやすい、スマートなアプリ。
検索機能すらないので、
ダウンロードしたら、この画像からジャンプしてくださいね。
きて蘇らせ 、製作中のCDアルバム録音に間に合わせたい! #polca
フレンドファンディング。
新しいですよね!
今年家入一真さん率いるCAMPFEIREが作ったものです。
お友だちの中での、小さな支援。
自分が出す側でもとっても簡単なので、ぜひやってみてくださいね!
あと、最近はじまったインスタのシリーズ
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